- ショップ運営ノウハウㆍ運営ネットショップのセキュリティ対策|ウイルス、不正アクセスを防止!2022-01-11
- ネットショップで生じるセキュリティリスクや対策のポイントを徹底解説します。
- ネットショップで生じるセキュリティリスクや対策のポイントを徹底解説

昨今では誰でも気軽にネットショップを開設できますが、セキュリティ対策が不十分なサイトを見かけることも少なくありません。セキュリティ面に不備があると、第三者による不正アクセスやウイルス感染などにより、大切な情報が流出する可能性があり危険です。
今回は、ネットショップで生じるセキュリティリスクや対策のポイントを徹底解説します。最後にはサイト構築に役立つサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
| ネットショップのセキュリティ対策で注意したいリスク
ネットショップ運営ではセキュリティ面の対策を怠った結果、不正利用やウイルス感染の脅威にさらされ、個人情報漏洩や機密情報の流出につながる事例(セキュリティインシデント)も少なくありません。こちらでは、ECサイト運営を行う上で、注意すべきセキュリティリスクをご紹介します。
●不正アクセス
不正アクセスとは、第三者が外部からサーバー攻撃を行いシステムの情報を書き換えたり、複数のパスワードの組み合わせを用意しログインを図ったりして、機密情報を奪う仕組みです。手口は多様化しており、セキュリティの脆弱性を狙い、ネットショップの利用者を偽造されたページへ誘導して個人情報を盗むなどの方法があります。不正アクセスによる被害の程度はさまざまですが、大きくなると情報漏洩につながったり、利用代金の返金(チャージバック)や損害賠償を請求されたりする可能性があります。
●ウイルス感染
ネットショップを運営する場合は、ウイルスへの感染にも注意する必要があります。コンピュータのウイルスとは、悪意を持ってつくられた不正なプログラムのことで、情報を盗んだり、システムを攻撃したりする目的でつくられるのが一般的です。ウイルスが侵入すると、パソコンの動作がおかしくなったり、個人情報を抜き取られたりするなどのリスクがあり、事業者は対策が欠かせません。
| ネットショップのセキュリティ対策
ネットショップでは利用者のクレジットカード情報や商品の購入履歴をはじめとした、重要な情報が数多く管理されています。万が一それらの情報が不正利用されると、自社やWebサイトの社会的信用が失われる可能性があります。そのため、サイト運営者はセキュリティ対策を万全にすることが大切です。
●サーバーの堅牢性を高める
ネットショップのセキュリティ対策では、サーバーの堅牢性を高めるのが基本です。具体的には、サーバーのソフトウェアやミドルウェア、OSを最新のバージョンにアップデートしたり、不要なアプリを停止したりしましょう。特に、ASP(Application Service Provider)のショッピングカート機能ではなく、オープンソースのツールを運用している場合は、更新プログラムの確認をこまめに行う必要があります。
そのほかには、サーバーのログファイルを定期的に確認し、不正なアクセスがないかチェックすることも大切です。事故や故障などが発生した場合、迅速に発見して対処できます。
また、自社のサーバーを使用せずに、ベンダーが提供するサービスを利用しネットショップを運営する場合は、サーバーの安全性の高さについてもよく確認しましょう。
●SSL通信に対応させる
ネットショップを運営する際は、SSL通信に対応させることも重要です。SSLとは、Secure Sockets Layerの略称で、インターネット上の通信を暗号化し、送受信する手段です。SSL化が実行されていないと、情報を傍受されて悪用されるなどのデメリットにつながります。「https:」から始まるURLはSSLに対応している目印です。
●2段階認証を設定する
ショップのセキュリティ対策には、2段階認証を設定しましょう。IDとパスワードでログインした後、登録したメールアドレスに届くワンタイムパスコードを入力するなど、Webサイトのログイン画面で2段階認証を有効にすることで、セキュリティを強化できます。万が一パスワードが漏洩した場合も、不正ログインを防ぎやすくなるのがメリットです。
●ウイルス対策ソフトを導入する
事業用として使用しているパソコンには、ウイルス対策ソフトの導入も必須です。セキュリティソフトをインストールすることで、パソコンのさまざまなリスク対策をまとめて行えます。具体的には、マルウェア対策、フィッシング対策、迷惑メール対策、ファイアウォール、ID・パスワードの管理などがあります。
●暗号化されていないWi-Fiの利用は避ける
パソコンを使用する際は、暗号化されていないWi-FiやSSL化されていないサイトの利用は避けましょう。セキュリティ対策が不十分なWi-Fiやサイトを利用すると、通信内容を傍受され、ショップで管理している個人情報やパスワードなどが流出する可能性があります。公共Wi-Fiは、選択画面に鍵マークのあるもののみを利用するようにしましょう。
●定期的にデータのバックアップをする
ネットショップ運営では、定期的にデータのバックアップをすることも大切です。セキュリティ対策は万全でも、パスワードの設定ミスや操作ミスなどの人為的な原因で、サイトにアクセスできなくなってしまうケースがあります。データのバックアップを取っていれば、比較的簡単に復旧が可能です。
●顧客情報の管理を徹底する
情報漏洩を防止するには、顧客情報の管理を徹底することも重要です。インターネットから閲覧できない場所で保管したり、パスワードで管理されているフォルダで保管したり、権限のある方のみがアクセスできる場所で適切に管理する必要があります。また、社内の従業員や元社員から顧客情報が流出するケースもあるため、パスワードは定期的に変更し、顧客情報の入った端末を不用意に持ち歩かないようにしましょう。
| ネットショップ提供サービス「Cafe24」はセキュリティ対策も充実!
●Cafe24の基本情報
「Cafe24」は、初期費用とランニングコストを抑えてECサイト構築を行えるASPサービスです。決済手数料は発生するものの、初期費用や月額日、販売手数料が0円となっているのが魅力です。
また、ページ・バナーのデザイン編集機能、SNSアカウントとの連携機能など、無料の機能も充実しています。初めてネットショップを開設する方でも安心の設計です。そのほかには、多言語対応もしており、越境ECにも適しています。今後海外進出を考えている企業にもおすすめのサービスです。
●Cafe24のセキュリティ対策
・SSL対応
Cafe24ではSSL対応を行い、サーバーとブラウザ間、基本ドメイン、サブドメインのページで通信を暗号化しています。個人情報の盗難や情報の改ざん、なりすましなどを対策できるため安心です。
・管理画面へのアクセス制限
Cafe24では、管理画面へアクセスできるIPアドレスの指定が可能です。国内、海外などアクセス可能な範囲も設定できるため、不正アクセスの防止に役立ちます。
また、同一アカウントから同じタイミングでログインできないように設定したり、ログイン中に外部からの不正なアクセスをブロックしたりと、二重ログインの制限も可能です。
| ネットショップ運営はセキュリティ対策を万全にしよう
インターネット上で事業を行う場合、悪意ある第三者からの攻撃により、顧客情報が流出したり情報を不正利用されたりと、トラブルが発生する可能性があります。そのため、セキュリティ対策を万全にしておき、安心して買い物してもらえる環境を整えましょう。
ネットショップの開業を検討している場合は、ぜひCafe24をご利用ください。セキュリティ対策も充実されているため、低コストで安心して利用できるサービスをお探しの方にもおすすめです。