- ショップ運営ノウハウㆍ運営ネットショップに強いSEO施策11|集客に強いWebサイトへ2021-08-09
- SEOの基礎知識や、おすすめの施策11選、気をつけておきたいポイントなどをご紹介します。
- ネットショップに強いSEO施策11|集客に強いWebサイトへ
「SEO」とは、検索エンジン最適化を意味する言葉です。ネットショップを運営するなら、適切なSEO施策を行うことが重要とされます。自社サイトの検索上位表示を目指し、ユーザーが思わずクリックするような魅力的なページを作りましょう。
今回は、ネットショップの集客に欠かせないSEOに関する基礎知識や、おすすめの施策11選、気をつけておきたいポイントなどをご紹介します。
| ネットショップの集客で重要なSEOとは?
Eコマース事業を成功させる上で重要なポイントとなるのがSEOです。競合よりも検索ランキング上位に表示されることを目指し、対策を進めていきましょう。まずは、SEOの基礎知識やメリット・デメリットについて解説します。
●SEOとは?
SEOとは、「Search Engine Optimize」の略称です。「検索エンジン最適化」を意味し、Googleなどの検索エンジンにおける検索結果で、より上位に表示させるために対策することを指します。検索結果の上位に表示されると、ユーザーからのWebサイトへのアクセス増加が期待できるため、ネットショップを運営する上でSEO対策は欠かせないものといえます。
SEO対策の主な手法は、Webサイトの構造の改善や、質の高いコンテンツの作成などです。こういった対策を行うことで検索エンジンからの評価を受け、検索結果画面における順位の上昇が期待できると考えられています。
●ネットショップの運営でSEOを実施するメリット・デメリット
・メリット
SEOを実施すると、記事コンテンツ、商品説明ページ、ブランド紹介ページなどの充実につながります。結果として自社の資産が増える点がメリットです。
また、コンテンツSEOが成功すると、安定した集客が期待できます。リスティング広告やSNS広告などにかける広告費を抑えて、集客力を高められる可能性があるのも魅力です。
・デメリット
SEOの結果はすぐに出るものではないといわれています。施策を実施後、検索結果に影響が現れるまで数カ月かかることが多いため注意が必要です。
また、集客力が上がり、ネットショップへの流入数が増えても、商品の購入に至らないケースもあります。商品そのものの魅力を高める、ユーザーニーズに適した商品を用意するなどの工夫も求められます。
| ネットショップを成功に導くSEO施策11
SEOには多岐にわたる手法が存在します。サイト自体のコンテンツを充実させるのはもちろん、検索エンジン最適化を念頭に置き、戦略的なWebサイト制作を行いましょう。こちらでは、ネットショップにおすすめのSEO施策を11個ご紹介します。
●各ページの最適化
Webサイトにはページごとに異なる役割があります。各ページの最適化はSEO施策の大切な要素となります。
見逃せないのがメタディスクリプションです。メタディスクリプションとは、ページを要約したテキストを指します。検索エンジンを巡回するクローラーに、ページの情報を伝える役割があります。検索結果画面でタイトル下部に表示されるため、クリック率にも影響する大切なテキスト情報です。ネットショップを作成する際は、各ページにメタディスクリプションを記載しましょう。
もちろん、Webサイトの中身を充実させることも大切です。商品ページや、ブランド・ショップ紹介ページには、ユーザーの知りたい情報を掲載できるように意識しましょう。商品ページには商品画像や動画など、ユーザーがイメージを持ちやすいビジュアル情報を掲載することがおすすめです。商品の詳細は、テキストで丁寧に紹介しましょう。説明文には、商品名だけでなく、素材や色、サイズ展開などの細かい情報を載せることもポイントです。具体的な描写をすることで、商品を入手したときのイメージがわきやすくなります。
ブランド、ショップ紹介ページでは、ネットショップのコンセプトを明記します。コンセプトを開示することはサイトのブランディングにもつながるため、紹介ページの内容は充実させておきたいところです。また、販売者の情報が不明瞭だと、購入をためらうユーザーもいます。運営会社、運営者情報も忘れずに記載しましょう。
●コンテンツSEOの推進
コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図を押さえたコンテンツの継続的な発信を通じて、自然検索を通じたWebサイトへの集客を目指す施策のことです。コンテンツマーケティングとSEOの特性を併せ持つ施策といえます。
コンテンツSEOでは、検索キーワードを設定の上、記事を作成します。記事では、自社のビジネスと関連性の深い、ユーザーにとって有益な情報を届けます。例えば、アパレルショップが「春夏 コーデ」のキーワードを設定してコンテンツを作成する場合、自社ブランド品を使用したコーディネートの紹介や、コーディネートのコツを紹介する記事を作ると、効果が期待できるでしょう。ユーザーニーズはもちろん、検索上位サイトの傾向も押さえて作成する必要があります。
●インデックス登録の促進
インデックス数とは、検索エンジンのデータベースに登録されたWebサイトのページ数を指します。一定のインデックス数があると、検索エンジンからの評価が高まるという見方があります。Webサイトのインデックス登録を促し、インデックス数を増やすのもSEO対策の一環です。
「Fetch as Google」を利用したり、Webサイトの階層構造をシンプルにしたりすると、インデックス登録が促進されやすいとされています。サイト作成の際は、こういった工夫も行ってみましょう。
ただし、インデックスの数よりもページの質を重視することが大切です。信頼の置けない情報が記載されたページが増えると、Webサイトへの評価が低下するおそれがあるためご注意ください。
●構造化マークアップの実施
構造化データとは、検索エンジンに理解されやすいように、HTMLなどで記載された文字列をタグ付けすることを指します。構造化マークアップとは、構造化データをマークアップすることです。Webサイトの内部施策のひとつとされます。
Webサイトの作成においては、記事、タイトル、見出し、画像、ヘッダー、フッターなど、さまざまな情報を示す構造化タグがあります。構造化タグを適切にマークアップしていくと、検索エンジンにWebサイトのコンテンツの情報が認識されやすくなるのがメリットです。
また、構造化マークアップにより、検索結果がリッチスニペットで表示されることがあります。通常の検索結果であれば表示されない画像や評価、価格などの詳細情報が出るため、ユーザーの目を引きやすいのが強みです。
●質の高い被リンクの獲得
「被リンク」とは、外部のWebサイトに自社のURLを設置され、自社ページへ誘導される状態になることです。反対に、自社サイトに外部のサイトのURLを配置することを「発リンク」と呼びます。
質の高い被リンクを受けるほど、Webサイトの評価が高まると考えられています。対して、信頼性の低いWebサイトから被リンクを受けると、自社サイトの評価も下がってしまう可能性があるため注意が必要です。
●表示速度の改善
ページの読み込み時間、ユーザーの操作を受けた後の実行速度なども、検索エンジンからの評価基準となるといわれています。表示速度は、アクセス解析ツール「Google Analytics」やGoogleが提供するチェックツール「PageSpeed Insights」などで計測できます。表示速度が遅い場合は、HTTPの圧縮、不要な画像の削除やサイズの圧縮、サーバーの応答速度の改善などを行ってみましょう。
●リダイレクトの設定
リダイレクトとは、ユーザーから特定のページにアクセスを受けた場合に適したページへ転送することです。ページが削除されたり、URLが変更されたりした場合に行われることが多く見られます。リダイレクトを行うことで、転送前のページが獲得していた評価を、転送後のページへ引き継ぐことが可能です。
リダイレクトには、恒久的に転送を行う「301リダイレクト」と、一時的に転送する「302ダイレクト」の2種類が存在します。シチュエーションに応じて使い分けましょう。
●サイトマップの登録
サイトマップには、検索エンジン向けのXML形式と、ユーザー向けのHTML形式の2種類があります。XMLサイトマップを設置していると、Webサイトの構成を検索エンジンが認識しやすくなります。インデックス登録の促進につながるため、適切にマークアップしておきたいところです。
HTMLサイトマップがあると、Webサイトを訪問したユーザーが、ページの内容を一括で把握できます。内部リンクを貼ることにより、ユーザーが希望するページにすぐにアクセスできるメリットがあります。
●常時SSLに対応
SSLとは、暗号化通信のことです。常時SSL化とは、WebページをつねにSSL化することを指します。暗号化によって情報が保護されるため、セキュリティ面で大きなメリットがあります。安全性の高いサイトは検索エンジンに評価されやすいことから、常時SSLに対応することで検索結果の上位表示につながるかもしれません。
また、個人情報を扱うネットショップにおいては、常時SSL化によってユーザーの信頼を得やすいメリットもあります。常時SSL化されたページのURLはhttpsで表示されるため、ユーザー側も簡単に見分けることが可能です。決済ページのように特にセキュリティが重要な部分は導入してみましょう。
●RSS配信の設定
RSSとは、Webサイトの更新をユーザーへ通知できるシステムのことです。新商品の追加やお知らせのアップなどを行うと、更新された情報のみが配信されます。RSS配信に対応しておくと、更新情報を受け取ったユーザーがサイトに訪問する回数が増えるかもしれません。
また、RSSの設定により、検索エンジンへ更新情報を送信することも可能です。更新したことが伝わり、クローラーがすみやかにサイトを訪問することがあります。ぜひ設定しておきましょう。
●ソーシャルシェアボタンの設置
ソーシャルシェアボタンとは、SNSと連動してページをシェアできるボタンのことです。FacebookやInstagram、Twitterなどのシェアボタンを設置しておくと、各SNSのユーザーにネットショップをシェアしてもらえることがあります。SNSでシェアされることにより、商品の訴求につながるのはもちろん、質の高い被リンクを得られる可能性がある点がメリットです。関節的なSEOが期待できるため、各ページに設置しておきましょう。
| SEOでネットショップの集客を高めるポイント
ネットショップへのユーザー流入数を増やし、購買意欲を高めるために、気をつけておきたいポイントがあります。効果的な集客ができるよう、以下のようなSEO施策に取り組んでいきましょう。
●対策キーワードを精査する
コンテンツSEOでは、対策キーワードと自社のビジネスとのつながりが大切です。ネットショップのターゲットを明確にして、想定するペルソナが検索するキーワードを選定し、コンテンツ制作を行いましょう。
自社のビジネス、商品のジャンルと関係が薄いキーワードでの対策は避けたほうが無難です。コンテンツに興味を持ったユーザーがアクセスしても、その後の購入が期待できない可能性があります。
●コンテンツの質、独自性を重視する
コンテンツSEOでは、ユーザーニーズを押さえ、正確さと質が担保されたコンテンツが評価されると考えられています。ユーザーにとってためになり、競合サイトでは紹介されていない独自の情報を掲載することを目指しましょう。
コンテンツを企画する際は、ERPsの調査、分析ツールの活用などを通じて、ユーザーの検索意図を押さえます。その上で、根拠や出典を明確にした記事を制作しましょう。制作時にコピぺは行わないよう注意が必要です。オリジナリティが損なわれるのはもちろん、コンテンツ盗用は法律違反になる可能性もあります。
●分析ツールを活用する
「Google Analytics」や「Google Search Console」など、SEO施策の実施に役立つさまざまな分析ツールがあります。ユーザーニーズの分析ツール、被リンクチェックツール、内部構造の診断ツール、コピぺチェックツールなど、有効に活用することで、ネットショップへのアクセス数増加が期待できます。無料で利用できるツールもあるため、ぜひチェックしてみましょう。
●ユーザビリティの向上に努める
通販サイトを制作する際は、UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)の考慮も大切です。双方を高めることで、ユーザビリティの向上につながります。
また、モバイルフレンドリーの実施も重要なポイントです。ECサイト利用者のなかには、スマートフォンからアクセスする人も見られます。モバイル端末からだと使い勝手が悪くなるようなサイトは、ユーザー離れを引き起こしてしまうかもしれません。スマートフォンやタブレットからも見やすく、操作しやすいページ制作を目指しましょう。
●SNS上の検索結果を参考にする
消費者ニーズをつかむために欠かせない要素といえるのが、SNSの投稿です。商品に関連するワードを検索し、どういった投稿が行われているのかをチェックしておきましょう。
また、自社アカウントを作り、SNSを運用する方法もあります。SNSによってメインとなるユーザーは異なり、訴求できる対象も変わります。自社商品やサービスに合ったスタイルでアカウントを運用できるように模索しましょう。
●重複コンテンツに注意する
重複コンテンツが存在すると、検索結果の順位が下がる原因になることがあります。特に気をつけておきたいのは商品ページです。通販サイトの場合、商品名が同じでも、色違いやサイズ違いの商品紹介ページが増えやすい特徴があります。商品数が増えていくと、類似した内容のページが多くなりがちです。まずはWebサイト内の重複コンテンツがどれだけあるかを確認しましょう。その後、検索結果に反映されないように対策することが大切です。
| ネットショップのSEOにも有効な「Cafe24」
●Cafe24とは?
「Cafe24」は、無料でネットショップを構築できるASP(Application Service Provider)サービスです。ASPサービスとは、サーバーやソフトのダウンロード不要で利用できるサービスを指します。「Cafe24」なら、プログラミングスキルがなくても簡単にネットショップを開設できます。ネットショップ運営におけるSEOの価値を理解し、充実した機能、サポート体制を整えているのも魅力です。
初期費用、月額費用、販売手数料などはかかりません。商品登録数や画像登録数も無制限のため、低コストでECサイトを運営できます。ただし、支払い方法に応じた決済手数料や、一部のオプション機能料金は発生する点にご留意ください。
●Cafe24のSEOサポート
「Cafe24」で作成したECサイトは、検索エンジン最適化のためにタグやサイトマップ、RSSの設定などが行えます。管理画面からの設定で、高度な対策を行うことも可能です。HTMLタグの直接入力や検索ロボットのアクセス制御など、自由に設定していただけます。
また、越境ECにも対応している「Cafe24」なら、海外の検索エンジンへの最適化も行えます。越境ECを推進する予定の事業者様は、ぜひチェックしてみてください。
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