- ショップ運営ノウハウㆍマーケティング EC事業者が知るべきマーケティング情報②【アメリカ年末セール編】 2019-10-31
- 近年、越境ECを通じアメリカから日本製を購入するニーズが増えています。 アメリカ市場をターゲットとした越境ECを検討する事業者は、国内と違うマーケティング戦略に取り組むことが大事となります。 このページでは、アメリカに向けて越境ECを検討する事業者へ「年末セール」についてご紹介します。
- 近年、越境ECを通じアメリカから日本製を購入するニーズが増えています。 アメリカ市場をターゲットとした越境ECを検討する事業者は、国内と違うマーケティング戦略に取り組むことが大事となります。 このページでは、アメリカに向けて越境ECを検討す...
近年、越境ECを通じアメリカから日本製を購入するニーズが増えています。
アメリカ市場をターゲットとした越境ECを検討する事業者は、国内と違うマーケティング戦略に取り組むことが大事となります。
このページでは、アメリカに向けて越境ECを検討する事業者へ「年末セール」についてご紹介します。
年末セール取引額は毎年増加
アメリカの代表的な祝日「サンクスギビングデー(11月の第4木曜日)」の翌日の金曜日「ブラックフライデー」から「サイバーマンデー」「クリスマス」まで大規模なキャンペーンが行われます。
この期間中はアメリカだけでなく世界中の消費者が注目するイベントだけにECでの取引が毎年増加しています。
オンライン流通分析のAdobe Analytics(アドビ・アナリティクス)によると、18年のブラックフライデーの売り上げが約62億ドル(約7022億円)、サイバーマンデーの売上高が78億ドル(約8424億円)に達しています。
これは17年同期に比べ23.6%、19.3%増加した過去最高を記録した数値だといいます。(▶発表資料はこちら)
よってアメリカ向け越境ECを検討する事業者から見ると、この時期を上手く活用することで大きなビジネスチャンスを掴むことが出来ます。
(▶参照記事へ)
しかし、全てのEC事業者がイベント期間に売上目標を達成できるわけではありません。ユーザーの購買パターンがリアルからECに変化することにより、類似品を販売する競合も増え、業界での競争が激しくなっています。
そのため、セールが始まる11月に先立ち自社の状況をしっかり確認し、戦略を立てる事が大事です。
現地ユーザーに向けたシステム完備、注文や出荷量の予測、マーケティング施策などを事前にチェックすることで売上達成を目指しましょう。
ユーザー目線のシステムを提供
前述したように昨今、アメリカ市場では日本製のニーズが高まっていますが、個人事業主が運営するネットショップの場合、現地での認知度が低いのも事実です。もし、ECサイトにアクセスした現地ユーザーがサイトの言語やデザイン、使用性に違和感を覚えると離脱してしまうかもしれません。そのため、現地ユーザーが安心してスムーズに購入できるユーザー目線のネットショップを作ることを心がけましょう。
また、キャンペーン中にアクセスや売上向上を図るためには、事前にデジタルマーケティングを行うこともポイントとなります。検索エンジンマーケティングやSNS広告だけでなくディスプレイ広告を適切に行うとアクセスを増やすことができます。インフルエンサーやアプリを活用するなど自社に合わせた戦略的なアプローチで売上向上を目指しましょう。
無理な価格競争より特典を提供
地域に関係なく、多くの消費者がブラックフライデーなどに熱狂する大きな理由は、大規模な割引率にあります。なので、年末セール中にはイベントや送料無料など特典を提供し、ユーザーの購買欲を高める必要があります。ただ、現地ネットショップとは無理な価格競争より、自社状況に合わせて割引率を設定することをお勧めします。
まとめ
このページでは、アメリカをターゲットとするEC事業者に必要な年末セールにおけるマーケティング情報を説明しました。徹底した事前準備、ユーザー目線のシステム提供、現地ショップとは差別化された特典を提供するなど自社状況に合う戦略を適切に立てることが大事です。世界中で日本製へのニーズが高まっているだけに、積極的な取り組みを行いアメリカのみならずグローバルに向けて販路拡大を目指してみましょう。