Webサイトを作成する際、意識しておきたいのがドメインについてです。ホームページの住所ともいえるドメインは、効果的なサイト運営を行う上で欠かせない要素といえます。特に自社サイトによる越境ECを推進するなら、現地の言語に適した独自ドメインを取得しておくことがおすすめです。

今回は、ドメインの基礎知識や越境ECにおけるドメインの決め方などをご紹介します。これから越境ECを始める企業の方は、ぜひ「Cafe24」による多言語対応サイトの構築も検討してみてください。

| 越境ECでドメインを決める際の基礎知識

独自ドメインの有無は、ECサイトの集客にかかわることがあります。EC事業を始めるときは、ECモールを利用した場合と、独自ドメインを取得して自社サイトを開設した場合、どちらのメリットが大きいかを判断しましょう。

●ドメインとは？

ドメインとは、Webサイトの場所を示す情報のことです。IPアドレスの情報がわかりやすくなるよう、ドメイン名に変換されています。まったく同じドメインは同時に取得できないため、インターネット上の住所と表現されることもあります。

運営事業者が特定の語句を指定して取得するドメインは、独自ドメインといわれます。独自ドメインがあれば、サーバーを変更した場合もドメインが変わることはありません。サーバー自体のサービスが終了した場合も、URLを変更せずにサイトを維持できます。

また、独自ドメインのメリットのひとつが見た目のわかりやすさです。一般的に、数字の羅列をそのまま掲載するより、わかりやすいドメイン名を取得したほうがユーザーから信頼を得やすいと考えられています。特にドメイン名とブランド名、ショップ名などが一致しているサイトは、消費者も安心して利用しやすいといえるでしょう。

独自ドメインの取得時に気をつけておきたいのがコスト面です。独自ドメインは取得費や維持費がかかることがあります。金額や有効期間は契約内容によって異なるため、利用するドメイン取得サービスの規約を調べておきましょう。

●越境ECにおけるドメインの重要性

越境ECを進める際も、国内外のユーザーがわかりやすいドメインに設定しておくことが大切です。特に、自社のECサイトを運営していく場合は、独自ドメインの取得をおすすめします。独自ドメインは、ECサイトの信頼につながるためです。

ECモールに出店して越境ECに出店する場合は、独自ドメインの取得は不要となります。ただし、ECモールを介した商品販売は、自社のブランド価値をアピールしにくいデメリットもあります。ブランドのロイヤルティを重視し、中長期的にECサイトに誘導したい事業者であれば、独自ドメインを使用したサイト運営が適しているといえるでしょう。

また、ECモールへ出店する場合、ドメインに関連する維持費はかかりませんが、モールの運用費などのランニングコストが発生します。自社サイトの開設とECモール利用のどちらが適しているか、じっくりと比較検討しましょう。

| 越境ECのドメインを決めるときのポイント

ECサイトを開設する際は、ユーザーにとってわかりやすいドメインを設定することがおすすめです。越境ECを推進する国で使われている言語や、セキュリティ面なども考慮しましょう。

●わかりやすいドメインに設定する

独自ドメインを取得する際は、一目で自社のブランドを示すものに設定すると良いでしょう。ユーザーがブランドを認知しやすくなることが、サイトに対する信頼感の獲得につながります。ショップ名はもちろん、メインで扱う商品のジャンル名を含めるのもひとつの手です。判別しにくい文字や意味の通じにくい単語なども避けたほうが無難です。

また、ドメインの末尾であるトップレベルドメインは、は「.com」「.net」「.jp」など、多数の種類から好きなものを選べます。それぞれのタイプ別の特徴を考慮して、最適なトップレベルドメインを決めましょう。

●地域に適したドメイン設定を意識する

ドメインは、言語別に変更することができます。越境ECサイトのドメインを地域に応じた言語に設定すれば、現地の検索エンジンの結果に表示されやすくなります。アクセス解析が行いやすくなり、サイトの改善点を把握しやすくなるのもメリットです。加えて、サイトにアクセスした消費者は、各ページが対象とする国を一目で把握できるようになります。

ドメイン設定には、メインドメインを作成してから言語別にサブドメインをつくる方法があります。メインドメインのページとまったく異なるジャンルの商品を扱うなら、サブドメインをつくったほうが管理しやすいでしょう。

また、サブドメインではなく、サブディレクトリでECサイトの階層を分ける方法もあります。サイトの目的によっては、サブドメインでページを新設するよりもサブディレクトリの作成が適している場合があります。両者のメリット・デメリットを比較して、適切な方法をお選びください。

●SSL通信に対応させる

SSL通信とは、サーバー間の通信を暗号化することです。暗号化によって、データの改ざんや盗難を防ぐことができます。Webサイトのセキュリティ面で重要となる、SSL通信に対応したドメインを取得しましょう。

また、顧客が使用するブラウザによっては、SSL非対応のページにアクセスすると警告文が出ることがあります。警告を受けて、消費者はサイトを閲覧することなくページを閉じてしまうおそれがあります。ビジネスチャンスの損失を防ぐ意味でも、ECサイトのSSL化は欠かせません。

| 越境ECのドメイン取得も楽々！「Cafe24」の独自ドメイン取得サービス

越境ECを推進するときにおすすめなのが、「Cafe24」によるネットショップ構築です。独自ドメイン取得サービスにも対応しているため、ぜひ自社サイトの開設にお役立てください。

●Cafe24とは？

「Cafe24」は、ASPによるネットショップ提供サービスです。ASPとはApplication Service Provider（アプリケーションサービスプロバイダ）の略で、ソフトウェアのインストールを必要とせずに使えるサービスのことを指します。インターネットにつながるパソコンやスマートフォンがあれば、気軽にサービスを始められるのが特徴です。

「Cafe24」に登録いただければ、ネットショップを基本無料で構築・運営できます。多彩なデザインの中から、ブランドの世界観に合ったWebサイトを構築できます。商品登録数や容量は無制限で、追加料金は発生しません。取り扱う商品が多い場合もコストを削減しながら運営できます。販売手数料も無料のため、ランニングコストを抑えたいときにぴったりです。なお、支払い方法に応じた決済手数料や、一部の有料オプションサービスの費用が発生します。詳しくは選択した決済代行会社の規定をご確認ください。

また、「Cafe24」の大きなメリットのひとつに、越境ECへの対応があります。日本語や中国語（簡体字、繁体字）、韓国語、英語などの9言語のECサイトの開設が可能です。サイトの文章は自動で翻訳されるため、すみやかにページ作成が完了します。海外へ向けての通販事業を、効率的にスタートできるでしょう。

●Cafe24のドメイン提供サービス

「Cafe24」では、管理画面からドメインの購入が可能です。希望するドメイン名を検索して取得可能なドメインを確認し、世界にひとつだけのドメインを購入しましょう。ドメイン登録後、実際に利用できるまで30分から2時間以上かかることがあります。ECサイトを本格的にオープンする前に、あらかじめドメインを取得しておくようおすすめします。

| Cafe24での越境ECは独自ドメインの取得がおすすめ！

独自ドメインを取得してのサイト運営は、ブランディングや信頼性などの面でメリットがあります。特に中長期的にEC事業を展開していきたい場合は、独自ドメインを利用したサイト作成がおすすめです。越境ECのように海外向けのページをつくるときは、現地で使われる言語に対応したドメインを選びましょう。

「Cafe24」なら、独自ドメインを使ったECサイト運営が実現可能です。自社の事業戦略に合わせたECサイト構築で、売上目標達成を目指しましょう。