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ネットショップの確定申告に必要な手順|スムーズに行うポイントは?

ストーリー

Cafe24  
ショップ運営ノウハウㆍ運営ネットショップの確定申告に必要な手順|スムーズに行うポイントは?2021-07-08
  • ショップ運営ノウハウㆍ運営ネットショップの確定申告に必要な手順|スムーズに行うポイントは?2021-07-08
  • 確定申告の基礎知識や手続きの流れ、申告準備をするコツなどをご紹介します。
  • ネットショップの確定申告に必要な手順|スムーズに行うポイントは?
ネットショップの確定申告に必要な手順

ネットショップを運営する上で欠かせないもののひとつが確定申告です。確定申告を適切に行わなければ、本来の納税金額よりも高い税金を納めることになるかもしれません。確定申告の書類作成は煩雑なことが多く、人によっては面倒に感じることもあります。スムーズに作業をこなすため、日ごろからこまめに帳簿付けをして準備しておきましょう。今回は、ネットショップ開業を検討している方へ向けて、確定申告の基礎知識や手続きの流れ、効率よく申告準備をするコツなどをご紹介します。

| ネットショップ運営担当者が知っておきたい確定申告の基礎知識

ネットショップを運営する際は、税金についての理解を深めておくことが大切です。売上が少ないと思っていても、条件を満たしていれば確定申告が必要になります。事業で発生した税金を正確に納めるために、確定申告の基礎知識を確認しておきましょう。

●確定申告とは?

確定申告は、1年間の所得・税金を算出し、国に納めるべき税額を報告する手続きのことです。源泉徴収された税金や予定納税額の過不足を確認し、すでに納めた税額が少ない場合は追加で支払うことになります。反対に、税金を支払いすぎている場合は返金されます。

確定申告は1年ごとに行われます。1月1日~12月31日の期間が対象で、翌年の2月中旬~3月中旬の間に確定申告を実施します。ただし、年によっては期間が変わるため、国税庁のホームページなどで確認しておきましょう。

確定申告の対象者は国税庁が発表しています。主な対象者は、企業に所属していない個人事業主や、給与が2,000万円を超える人などです。会社に勤めている場合も条件によっては確定申告が必要となります。副業でネットショップ経営している会社員は、ご自分が確定申告対象者に該当するかどうかを調べておきましょう。

【出典】 「確定申告が必要な方」(国税庁)

●ネットショップにおける確定申告の必要性

確定申告は、税金を適切に納めるために欠かせないものです。税務署に開業届を提出しているネットショップの運営担当者は、確定申告を行う必要があります。

開業届を出しておらず、副職としてネットショップを運営している人は、20万円を超える利益を得ている場合に確定申告が求められます。ネットショップの利益は、商品販売で得た金額から送料などの経費を差し引いて求めます。20万円以上の利益が出ていたら、勤めている会社で年末調整していたとしても、ご自分での確定申告が必要です。

また、配偶者の扶養に入りながらネットショップを運営している場合、合計所得金額が48万円を超えてしまうと、扶養から外れることになります。令和元年分までは合計所得金額が38万円以下で配偶者控除が適用されていましたが、令和2年分から金額が変わりました。

合計所得金額には、事業所得だけでなく、不動産所得や山林所得、退職所得などの金額も含まれます。ネットショップの利益以外にも所得がある方は注意が必要です。

適切に確定申告をしなければ、「延滞税」や「無申告加算税」などのペナルティが発生する場合があります。本来支払うはずだった金額よりも、さらに多くの税金を納めなければいけません。ネットショップ運営を健全に続けていくために、毎年しっかりと準備をして、正しく確定申告しましょう。

【出典】 「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」(国税庁)

【出典】 「No.1800 パート収入はいくらまで所得税がかからないか」(国税庁)

| ネットショップ運営者が知っておきたい確定申告の方法

確定申告が初めての場合、何から着手すれば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。まずは必要なものを揃えてから、作業を始めると安心です。書類の修正は手間がかかることがあるため、できるだけ訂正することのないよう、確認してから提出しましょう。こちらでは、確定申告の基本的な流れをご紹介します。

●STEP1:領収書、必要書類を揃える

確定申告書類に記入するにあたって必要な情報を準備します。開業届や領収書、帳簿などを用意しておきましょう。

また、給与所得を得ている方は、勤め先の源泉徴収票も用意しておきます。公的年金を受け取っている場合は、送付されてくる源泉徴収書が必要です。私的年金を受け取っている場合は、支払われた金額がわかる書類を準備しておきましょう。

青色申告をする場合は、青色申告承認申請書に必要事項を記入の上、提出が求められます。青色申告とは、事業所得や不動産所得などがある方が利用できる申告方法です。準備する書類や多くなり手間がかかるものの、控除額が増えるのがメリットとなります。青色申告承認申請書は、開業届と同時に提出しておくとスムーズです。

青色申告の手続きをしない場合は、白色申告と呼ばれる方法で確定申告をすることになります。白色申告のほうが煩雑な手続きが少ないものの、控除額が低くなる点に注意が必要です。

●STEP2:申請書類に記入する

確定申告書や決算書に必要事項を記入します。上記の書類は税務署から1月中旬以降に送付されるケースが多く見られます。早めに書類を作成しておきたい場合は国税庁のWebサイトからダウンロードすると良いでしょう。

申告書にはA・Bの2種類があります。確定申告書Aは、納税額に予定納税額が含まれない人が該当します。申告する所得が給与所得、雑所得、総合課税の配当所得、一時所得のみの場合は、申告書Aを使うと良いでしょう。

確定申告書Bは、申告する所得の種類を問わずに使用できます。申告書Aの条件に該当しない人は、Bの書類を利用しましょう。

申告書の記入内容は、住所・氏名・収入金額・所得金額・所得控除・税金などです。計算に誤りのないよう十分に確認の上、漏れなく記入しましょう。

●STEP3:提出書類を確認する

申告書を作成したら、提出前に書類に不備がないかチェックしましょう。住所や氏名、屋号などの誤字がないか、金額に間違いはないかなどを、繰り返し確かめておくことがおすすめです。

書類にミスがあると、修正した上で再提出を求められることがあります。二度手間を防ぐために、しっかりと準備しておくことが大切です。

●STEP4:税務署に提出する

確定申告に必要なものが揃ったら、税務署へ提出します。提出方法は郵送、e-Tax、持参の3種類です。

郵送する宛先は、住所のある地域の所轄税務署です。国税庁のホームページで最寄りの税務署を調べることができます。確定申告書の控えが欲しい場合は、返信用の封筒も一緒に送ります。切手も忘れずに貼っておきましょう。郵送で申告書を出した場合、通信日付印の日付が提出日とみなされます。締め切りギリギリにならないよう、早めの提出を心がけましょう。

e-Taxとは、国税電子申告・納税システムのことです。対応するスマートフォンやパソコンから確定申告が行えます。確定申告期間中は24時間受付されているため、好きな時間に申告を済ませられるのがメリットです。開業届等の書類も、インターネットで提出できます。

書類を持参する場合は、所轄の税務署の窓口へ行きます。税務署の職員へ確認したいことがある場合は、こちらの方法をとることになるでしょう。とくに質問事項がない場合は、税務署に設置してある時間外収受箱へ書類を投函して帰ることも可能です。

もし、提出後に申告書の記入ミスに気がついた場合は、確定申告期限内であれば新しい申告書を作成して再提出します。確定申告期限を過ぎていたら、税務署へ更正の請求書もしくは修正申告を提出します。書類はできる限り早めに作成し、税務署へ出しましょう。

【出典】 「申告手続の流れ」(国税庁)

| ネットショップの確定申告を効率的に行う方法

年に一度の確定申告をスムーズに済ませるには、事前の準備が大切です。日ごろから収支についてまとめておくことで、確定申告時期の負担を減らせます。難しい場合は専門家の力も借りて、正しく納税できるよう努めましょう。

●日頃から経費を管理する

確定申告は、年に一度の実施となります。申告直前になって1年分の経費を整理しようとしても、すぐには作業を終えられないことも。確定申告の準備を効率よく進めるには、普段から経費にあたる勘定項目を把握し、管理しておくことが大切です。

経費として計上できるのは、仕入れ料金・交通費・送料・ネットショップの利用料・販売および決済手数料・参考書籍・セミナー料金などです。上記以外の費用も、ネットショップ経営に関する内容であれば、経費として認められる可能性があります。ただ、開業費に関しては、個人事業主と法人で対象となる項目が異なります。

領収書や帳簿は原則として7年間保管しておくことが求められます。領収書を整理した上で、紛失しないように保管しておきましょう。要件を満たせば電子データで保存しておくこともできます。所得や申告方法などにより保存期間は異なる場合があるため、国税庁のホームページで確認しておきましょう。

自宅を事務所として使っている場合は、光熱費やインターネット利用料金、家賃などを経費として計上できることがあります。この場合、家事按分と呼ばれる考え方を使って割合を出し、経費に数える金額を決定するのが特徴です。家事按分には明確な決まりがないものの、適正でなければ税務署から指摘を受けるおそれがあります。納得できる根拠をもとに割合を考えましょう。

●毎月収支計算をしておく

確定申告の際は、事業における収支をくまなく把握し、正確な金額を出さなければいけません。1年分の収支計算をまとめて行うと、膨大な時間がかかることもあります。確定申告前の作業時間を短縮するため、それぞれの勘定科目を適切に管理し、月ごとに収支計算をしておきましょう。

毎月の売上と経費の収支を管理し、利益を算出しておくと決算書への記入がスムーズになります。日ごとや週ごとに取引についての記録を整理し、締め日になったら1カ月単位の利益をまとめておきましょう。

また、1月から12月までの収支が確定したら、早めに確定申告の準備を始めておくことがおすすめです。所得税の確定申告期間の開始は、例年2月中旬からとなるため、1月から2月上旬にかけて準備を進めておきましょう。

●税理士に依頼する

確定申告の書類作成にかけられる時間がないときや、方法がわからないときなどは、税理士に依頼するのもおすすめです。税理士に経費処理、書類作成などを任せて、確定申告の対応をしてもらいましょう。専門家に一任することで、経費の扱いに迷う必要がなくなります。

税理士への報酬は自由化されており、事務所や法人によって金額が異なります。支払った報酬については、翌年の確定申告にて経費計上が可能です。

また、確定申告時期以外にも税や会計について相談できる顧問税理士がいると便利です。専門家によるアドバイスが必要だと感じたら、長く付き合っていける税理士を探してみましょう。

●会計システム・ソフトを使用する

会計システムやソフトを活用するのもひとつの手です。確定申告に慣れていなくても、ナビゲーションに沿って利用することで、必要書類を作成できます。計算が自動的に行われるため、手作業によるミスを防ぎやすい点がメリットです。

会計システムには、主にWeb上で使用できるオンラインサービスと、PCに会計ソフトをダウンロードして利用する方法があります。オンラインのクラウド型会計システムを利用するには、インターネット環境が必要です。初期費用が発生しないサービスもあるため、規模の小さな事業者でも始めやすいのではないでしょうか。PCにインストールして使う会計ソフトは、購入時に費用がかかることが大半です。コストがかかる分、複雑な処理に対応しているものもあります。複数のサービスを比較し、自社にとって使い勝手の良いものを選びましょう。

| 日々の業務をスマートにこなして効率的な確定申告を目指そう

必要な作業の多い確定申告を少しでも楽にするためには、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。日々の業務のルーティーンに、収支計算や経費管理を組み込んでいきましょう。ただし、顧客からの問い合わせ対応や社員の管理など、ほかの業務に追われて経費を確かめる時間がないという方も多いかもしれません。その場合は、ネットショップ経営の業務効率化を図るのもひとつの方法です。

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