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越境ECにおいて知っておきたい関税のこと

ストーリー

Cafe24  
ショップ運営ノウハウㆍ運営関税とは?越境ECを始める前に、これだけは知っておきたい基礎知識2021-12-21
  • ショップ運営ノウハウㆍ運営関税とは?越境ECを始める前に、これだけは知っておきたい基礎知識2021-12-21
  • 越境ECを始めるEC事業者の方向けに関税の基礎知識をご紹介します。
  • 越境ECにおいて知っておきたい関税のこと

ECサイトを通じて、全世界のユーザーと取引ができるようになりました。海外市場へ参入する越境ECでは、海外通貨に対応した決済方法で支払いを受けたり、物流で荷物を海外へ届けたりする必要があります。加えて、販売国で「関税」を納める点も押さえておきましょう。

海外諸国へ商品を輸出する場合、国や地域ごとに関税のルールが決められています。越境ECを始めるEC事業者の方は、こちらでご紹介する関税の基礎知識を参考にしてみてください。

| 越境ECにおいて知っておきたい関税のこと

越境ECで世界各国へ商品を輸出する際、国によっては「関税」と呼ばれる税金が発生する可能性があります。販売国のルールを守るためにも、事前に関税の有無や税率について確認しておきましょう。

●関税とは?

「関税」とは、輸入品に課される税金のことです。関税の導入には、自国の産業を保護したり、市場を安定化させたりする目的があります。関税にはいくつかの種類があり、それぞれ課税される基準や税率などが異なります。たとえば、「従価税」は価格に比例して課税され、「従量税」は個数や重量といった数量に比例して課税されるのが特徴です。ほかにも、価格と数量のうち高いほうの税額が課される「従価・従量選択税(選択税)」や、価格と数量の両方の税額が課される「従価・従量併用税(併用税)」などが挙げられます。選択税や併用税は「混合税」とも呼ばれます。上記以外にも、輸入品の種類に応じて特殊な方法で課される関税が存在し、いずれも国内外の公正かつ安定した取引に欠かせないものです。

●世界における関税の状況

ここでは、海外諸国のなかでも一例としてアメリカ・中国・台湾を参考に挙げて、各国の関税について解説します。

・アメリカ

アメリカの関税率は、輸入量や輸入価格に応じて決められています。関税は、正常貿易関係(Normal Trade Relations=略称NTR)を築く大半の国に対して、同一の比率が設定されているのが特徴です。これは「一般税率」と呼ばれます。一般税率のほかには「特別税率」や「法定税率」などが存在します。特別税率とは、特定の開発途上国をはじめとした特恵措置が適用される国を対象とした税率です。特恵関税制度には、一般よりも低い税率を適用することで工業化を促し、経済発展を支援する意味合いがあります。また、一方の法定税率はキューバと北朝鮮を対象としたものです。

・中国

中国の関税率は、品物や国によって異なり、品目ごとの税率は中国税関出版社が出版する『輸出入税則』に記載されています。国ごとの税率は、世界貿易機関(WTO)の加盟国などに適用される「最恵国税率」のほか、アジア太平洋貿易協定の加盟国などに適用される「協定税率」、特別措置として最恵国よりさらに優遇される「特恵税率」などです。特恵税率が適用される国や地域は毎年に調整が行われており、優遇によって国連に認定された後発開発途上国を支援する意味合いがあります。

・台湾

台湾の関税率には、「カラムⅠ」「カラムⅡ」「カラムⅢ」という3種類の分類が設けられているのが特徴です。これらの分類は、国や地域別に設定されています。「カラムⅠ」に該当するのは、世界貿易機関(WTO)の加盟国や、台湾との互恵待遇がある国や地域などです。「カラムⅡ」は特定開発途上国や台湾と自由貿易協定を結んだ国や地域、「カラムⅢ」はⅠとⅡが適用されない輸入品に適用されます。なお、日本は互恵待遇に該当するため、適用されるのは「カラムⅠ」の税率です。

●関税率の確認方法

世界各国の関税について、国別や商材別の関税率を確認する際は、海外のWebサイトから調べる方法があります。

まず、「World Tariff」というデータベースが挙げられます。「World Tariff」はJETRO(日本貿易振興機構)と提携しており、日本の居住者であれば無料で利用可能です。利用方法については、JETROのWebサイトに日本語で記載されているため、事前に確認しておくと良いでしょう。

【参考】 「世界各国の関税率」(JETRO)

ほかにも、国際貿易センター(ITC)や世界貿易機関(WTO)などが寄稿する「RULES OF ORIGIN FACILITATOR」のデータベースも活用できます。海外市場での輸入関税に加えて、関税の節約方法や認証を受ける手順などの情報も提供されているため、越境ECで役立てましょう。

【参考】 「RULES OF ORIGIN FACILITATOR」(国際貿易センター(ITC))

| 越境EC推進時に関税手続きを行う際のポイント

越境ECにおける取引では、対象国の関税について消費者へ説明し、安心して購入してもらうことが大切です。また、ECサイトでの対応後に法律が変わる可能性があるため、最新の情報を確認しておきましょう。ここでは、関税手続きを行う際のポイントを解説します。

●ユーザーに向けて関税の情報を明記する

越境ECで日本から販売国へ商品を発送すると、関税が発生します。関税は、商品の価格や送料とは別に生じるものです。この点について、海外からの商品購入に慣れていないユーザーは把握していない可能性があります。購入者が関税を負担する旨について、ECサイトに分かりやすく明記しておきましょう。適切な説明があると購入のハードルが下がり、納得できる取引につながります。

●関税の法規制・法改正を十分チェックする

各国の関税の状況は、販売国の情勢に応じて変更される可能性があります。誤った金額での取引とならないよう、常に最新の情報をキャッチアップすることが大切です。越境ECでは、販売国に関する情報収集を毎日の業務のなかに組み込み、法規制や法改正のチェックを徹底しましょう。

| 越境EC推進の頼もしいパートナー「Cafe24」

●Cafe24の基本情報

海外市場へ参入するなら、越境ECに強いプラットフォームを選ぶと安心です。そこでおすすめなのが、オンライン上で手軽にネットショップを構築できる「Cafe24」。ネットショップに必要な機能をレンタルできるASP(Application Service Provider)サービスなので、専門的なスキルがなくても簡単にECサイトを作成できます。Webサイト開設費などの初期費用は無料で、月額費用や販売手数料も発生しません。決済手数料や一部のオプションを除き、基本無料でお使いいただけます。

「Cafe24」は低コストでECサイトを運用できる一方で、越境ECを推進する機能やサービスが充実しているのが魅力です。日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・ベトナム語など、9言語への自動翻訳機能を搭載。グローバル配送サービスや決済サービスを提供する企業と提携しているので、海外向けの配送や支払い方法も簡単に取り入れていただけます。

●海外進出コンサルタントが関税手続きもサポート

初めての越境ECでは、販売国の関税をはじめとして、多くの疑問や不安がつきものです。そんなときは「Cafe24」の海外進出コンサルタントにご相談ください。コンサルティングサービスでは、越境ECでのショップ開設・翻訳対応・顧客対応・配送など、海外進出方法を幅広くサポートいたします。複雑な関税手続きも、販売国に応じてフォローが可能なため、お気軽にお申し込みください。

| 越境ECで海外市場に参入してチャンスをつかみましょう

今回は越境ECに必須の基礎知識として、関税についてお伝えしました。関税は、輸入品に課される税金です。越境ECで海外のユーザーへ商品を販売する際は、購入者が関税を負担することになります。関税の状況は国ごとに異なるため、EC事業者の方は販売国の最新情報をご確認ください。初めての越境ECで対応が難しい場合は、コンサルティングサービスを活用する手もあります。海外市場でビジネスチャンスをつかむために、基本となる関税について押さえておきましょう。

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